【ゲーム】ソニー「今後のプレイステーションはPCやスマホゲームに注力して投資する。」

ソニーグループ(6758.T)のゲーム事業は、PCとモバイルへの参入を強化するために新たな投資を検討していると、幹部が語った。「プレイステーション5」のメーカーは、資金力のあるライバルと人材獲得を競い、業界の取引も過熱しているためだ。

PlayStation Studioの責任者であるヘルメン・ハルスト氏は、ロイターのインタビューに対し、「PCやモバイル、ライブサービスへの展開を強化するためにさらなる投資を行うことは、我々にとって間違いなくあり得ることです」と述べました。

ソニーのスタジオは、「スパイダーマン」や「ゴッド・オブ・ウォー」などのシングルプレイヤー・コンソール・ゲームで知られていますが、PCやモバイルでタイトルをリリースし、継続的に更新プレイを提供するライブサービス・ゲームを提供する野心的な計画を概説しています。

このような急進的な変化は、ソニーがPlayStation Studioのネットワーク外で運営しているマルチプレイヤーゲーム「Destiny」フランチャイズのスタジオ、Bungieを36億ドルで買収したことを含む最近の取引に反映されています。

その他の投資には、アクションロールプレイングゲーム『エルデンリング』が1,660万本以上のセールスを記録した日本のデベロッパー、フロム・ソフトウェアに少数株主として出資も含まれています。

ハルスト氏は、フロム・ソフトウェアへの出資について、「ゲーム開発面でのコラボレーションを第一に考えるべきですが、PlayStation Productionsの取り組みで、機会を探ることも考えられなくはない」と述べています。

ソニーは、ゲームの映画化を進めており、今年公開された映画「アンチャーテッド」は全世界で4億ドル以上の興行収入を記録し、「The Last of
Us」フランチャイズを基にしたテレビシリーズが、同社のNaughty Dogスタジオから来年HBOでスタートします。